作成者/管理人   2025年4月実行
ヤタ尾根〜檜洞丸〜蛭ヶ岳〜風巻尾根



丹沢山系の最高峰である蛭ヶ岳を神ノ川から尾根伝いに周回してきた。
丹沢の核心部に当たるこの付近、日帰り登山がギリギリでしかも登山者が多いイメージで正直避けていた。
さすがに何時までも放っておく訳には行かないので思い切って歩いてみたがかなりタフなコースだった。
山と高原地図のコースタイムが約10時間半でおまけに深いアップダウンが多く最後の方は、へろへろになってしまった。(汗)
今回の山行までは行かないが丹沢エリアには後、数本長い工程が残っているので徐々に攻略しようと思っている。

ルート/駐車地(神之川)⇒ヤタ尾根登山口⇒熊笹ノ峰⇒檜洞丸⇒臼ヶ岳⇒ミカゲ沢ノ頭⇒蛭ヶ岳⇒姫次⇒袖平山⇒風巻ノ頭⇒風巻尾根下山口⇒駐車地

歩行距離/16.7km|累積標高差/2100m
所要時間(休憩含)/11時間40分(6:20〜18:00)|出会った登山者/20人位

藪/なし
危険箇所/なし

カメラ/Google Pixel 7a
GPS/Garmin FORETREX601



本日の駐車地。


林道のゲートは開いていた。


10分、15分で登山口に至る。


序盤は急勾配が多かった。


林道を横断する。
この林道、先程の舗装林道の先の部分で途中で崩落とかしてなければ丹沢湖の方へ抜けられる。


この先から自然林一色となる。


所々ネットが張られていた。
最初、私有地との境なのかと思っていたが。


自然保護のためだった。


左側のこの山が目立っていた。
方向的に蛭ヶ岳なのだろうと思っていたがその通りだった。


主稜線が近付いて来ると低い笹が目に付くようになる。


ここで主稜線上に飛び出す。
そこからは。


富士山の展望があった。


主稜線上になってから最初のピークが熊笹ノ峰になるが山名板は付いていなかった。


鎖場があったが距離が短く難易度も全然大した事がなかった。


今回のルートは木の階段が多かった。
神奈川は東京と同じで公共の予算が相当潤沢なのだろう。


何時の間にか富士山にかかる雲は消えていた。
最後までこの状態をキープしていたが段々空の色が薄くなる。


檜洞丸に到着。
檜洞丸付近で本日の行程の約3分の1をこなしていた。


檜洞丸は南側からも正規ルートが来ていた。


檜洞丸には休憩施設が沢山あったのでそれを利用して一服した。


檜洞丸の直ぐ下は山小屋(青ヶ岳小屋)だった。
山小屋は小振りで予約制のようだ。


何処が山頂か分からないが百名山の丹沢山が見えてきた。
地形図を見るとこれから登る蛭ヶ岳より100mちょっと標高が低かった。


青ヶ岳小屋の先は怒涛の階段下りだった。


数は少ないが鉄梯子なんかも存在した。


左側が崩落していた。
ここが山と高原地図に出ている危険マークの所かな?


臼ヶ岳に到着。
ここまで来ると。


蛭ヶ岳は、この大きさになっていた。


ミカゲ沢ノ頭(1421m標高点)には何も付いていなかった。


ミカゲ沢ノ頭の先は軽いアップダウンをへて。


蛭ヶ岳の山頂に向けての上りが始まる。


山と高原地図に載っているが鎖場が現れた。
上の画像の場所は岩登りっぽくなっていたが。


大半が登山道の脇に鎖が張られているだけだった。


開けた所で後ろを振り返ると檜洞丸と富士山が良く見えていた。
檜洞丸直下にある青ヶ岳小屋も確認出来た。


檜洞丸、蛭ヶ岳間は上級者向となっていたがさすがにそれは大袈裟でしょ。


山頂の手前は階段の連続だった。


蛭ヶ岳に到着。


山頂にある休憩施設は意外と数が少なく直ぐに。


姫次方面へ下ってしまう。
近い将来、丹沢山側から蛭ヶ岳に登るので長居は不要だった。


明るい場所に休憩施設が設置されていた。


休憩施設からは富士山と檜洞丸の眺めがあったので。


ランチにした。


地形図通り、こちらの尾根は今までとは違い、穏やかな地形が多かった。


姫次で登山道は2方向に分かれる。
この右側に。


整備された休憩施設が存在した。


姫次からは西側の尾根でスタート地点の神ノ川に向かう。
途中、午前中に歩いていた檜洞丸、蛭ヶ岳間の尾根を見渡せた。


袖平山に到着。
と思ったら。


山頂は少し上だった。


本物の山頂に到着。
意外な事に本日の三角点は袖平山のみになる。


手前の休憩施設に戻り、カロリー補給した。
約半年振りにパンを食したが相変わらず美味かった。^^
ただ、また食べようとは全く思わなかったけど。


1箇所、等高線がかなり混んでいる所があった。
そこには階段が設置されているものと思っていたが岩混じりの荒れた場所だった。


上り返しになると正面に岩場が立ちはだかるが右側に登山道が存在した。
この上が。


軽度な鎖がだった。


植林が出てくると岩稜帯を脱出した事になる。


休憩施設が沢山設置されていた。
ここで今歩いている尾根の名前を。


知る事となった。


休憩施設の直ぐ先が風巻ノ頭の山頂だったが山名版は付いていなかった。


風巻ノ頭からの下りは浮き石が多く歩き辛かった。
疲労で足の踏ん張りが効かなくなっていたのでコケないようゆっくり下った。


浮き石がなくなり良かったと思ったが。


今度はガレ場になってしまう。


ここで尾根上を離れ左の斜面の方へ向かう。
この先は大きく切った登山道で場所によっては荒れていた。


神ノ川にかかる橋の手前が桟橋で中々スリルがあった。


神ノ川にかかる橋は、かなりの高規格だった。


橋を渡り階段を上がると下山口に至る。


終盤は、かなり足にきていた事もあってコースタイムの1.5倍近くかかってしまった。
それでも日没までに戻って来られたので胸を撫で下ろしていた。
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